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単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
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夢と希望のセーリング
先日、児童養護施設の子供たちとセーリングしてきました。
この会は今年で2回目になりますが、天気に恵まれ素晴らしいセーリングになりました。
ここの施設には乳幼児もおります。
40人定員のところすでに38名がいました。
児童養護施設と言うと、親がいない子供たちを想像しがちですが、それは違います。
親のいない子供達は全体の1割です。9割の子供達は親の教育放棄や虐待によるものです。
これは年々増えているのが現状です。
私も母を早くに亡くし交通遺児でお世話になった経験がありますので、何とか力になりたく個人的にこの活動は続けております。
私はこの子供たちの「力になる」のではなく、どちらかというと「力をつける」ことに赴きを置いております。
彼らは18歳になると施設から出なくてはなりません。一人で生きていかなければならないのです。
いつまでも手を差し伸べることはできません。
私はハッキリ言います。
「いいかい、君たちがどんな辛い境遇であろうとも嵐は収まらないぞ!
人生の航海を決めるのは生まれや境遇ではない。全ては君たちの行いにあるんだよ」
心を鬼にして言うのですが、彼らにはぜひ嵐を乗り越えてほしいのです。
ヨットには4年生以上が乗り込みます。
他の乳幼児はハーバーのご厚意でバーべキューや小さなプールで遊ばせてもらいます。
みんなキャッキャッと言って遊んでいました。
ほんの一瞬でもいいから、「心から楽しい!」と感じてくれれば生きる糧になると思います。
どんな子供の笑顔も周りを幸せにしますね。
セーリングを終えて港に戻っている時、一人の男子が
「来年中学校を卒業したら、海洋高校に行きたいです。船で世界に行ってみたいです」と、言ってくれました。
嬉しかったです。僕の後輩になることではなく、彼の心に大きな夢と希望が芽生えたからです。
私は「そうか、大変なこともあるだろうが全ての困難を愛と、夢と、忍耐で乗り越えるんだよ」と、言いました。
その目の輝きをいつまでも持ってほしいと願うばかりです。
各ボランティア、団体、施設、ハーバーの皆様に厚く御礼申し上げます。
全ての方のお名前を出せないご無礼をお許しください。
感謝
康次郎
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