イギリス・トニー宅
昨夜、日本向けにシェルブールを発った。
いつもフェリーでイギリスに渡り、日本へ戻る。
フリーからわが愛艇を見たとき、しばしの別れであるがとても寂しくなる。
yukoh 60とは、まだ半年の付き合いであるが、どんどん好きになっている。
あれもしてあげたい、これもしてあげたいと思いつつ、予算の関係で十分なことがしてあげられないのが、なんとも歯がゆい。
イギリスの本拠地はいつもトニーの家だ。
夜中にもかかわらずトニーが駅まで迎えに来てくれた。
朝、曜子さんが納豆定食を作ってくれる。
最高の秘密基地である。
あと、この家にはたくさんの想い出が詰まっている。
多田さんの写真、額、植村直己さんのサイン。
なかでも一番のお気に入りがある。
多田さんが他界したときに、長岡の友人が送った歌である。
「わたつみの 大海原に帆をはりて 君やすらかに 夢を見給う」
この歌を詠むと今でもジーんとくる。
最後に、わがチームのホープ、「ショーン」
トニーの息子でスペイン語を勉強中。
これからの活躍を期待する!
それでは日本で、
康次郎