|
単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
|
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
|
|
|
|
康次郎の世界一周 Ship's Log 12-01
|
|
LT12:00 UTC07:00
44-48.55S 76-57,28E O(全天雲) W 30kt 1006hp 14℃ 70度 13kt
長い11月も終わり12月に入った。
こちらは12月に入り暖かくなってきた。
緯度も44度に入り、これで氷山の危険もなくなったと思う。
本当はもっと東へ向かいたいのだが、真西から吹いてきているので、東に走れない。
ヨットは不便なもので、風上に対して45度の角度でしか走れない。つまり両サイドで90度。
風下には30の角度でしか走れない。両サイドで60である。
360度の中で、150度走れない死角がある。
まぁ、全部走れるようでは風の神様に対しての冒涜であろう。
自然に人間が太刀打ちできないものがあって丁度よいのだ。
それが証拠に、帆船がそもそも風上に走るのは不自然である。
そのために風上に上れば上るほどパンチングと言う罰を受ける。
よくできたものだ。
すべては自然の理(ことわり)の中に人間は生かされているのだと実感する。
風は安定している。
安定していると言っても凪いでいるわけではない。
安定して荒れている。波高も5~8m時には10m近いものもある。
同じ方向で長い間吹いているので、波も大きく成長している。
朝方、一回ノックダウンしかけた。
何とかユーコーが踏ん張ってくれてが、これからもまだ危険性があるので注意したい。
フリーマントルのETAだが、だいたい12月8日が有力かも知れない。
10日には入港できるだろう。
温かいシャワーと揺れないテーブルでゆっくり食事がしたい。
新鮮なお寿司もいいね。
何よりもみんなの笑顔が楽しみである。
康次郎
|
|
|