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単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
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LT14:00 UTC 18:00 日本時間:2月17日 03:00
緯度:50-17,8S 経度:53-08,2W
天候:F 風:西北西12kt 気圧:1000hp 気温:10℃ コース:10度 艇速:9kt
明け方から、風が落ち、その後、待望の西の風が吹き始めた。
コースを北にとれる。
つまりノーフォークにようやく進路を向けられるのだ。
次第に風も強まり、一時は27ktまで吹いたが、今では10ktにまた落ちてしまった。
しかし、今までの風に比べれば雲泥の差である。
自分の行きたい方向に走れるほど気分の良いものは無い。
難点と言えば風の方向はいいが、波は向かいである。
ずっと北の風が吹いていたので、その波がまだの残っている。
波の方向はすぐには変わらない。
よって、スピードの出るぶん、ドカーーンと、船が叩かれる。
皆さんが考えているよりもすごい衝撃です。
最近の船はカーボンファイバーで非常に硬くできています。
そして船型がフラットにできているので、弾けるように叩きます。
頭に響きますよ。
マストが大丈夫か、いつも心配になります。
予報ではもう一回風が落ちる感じだ。
ここら辺の風は強さがよく変わる。
セールの上げ下げを繰り返す。
こういうときにキャンティングキールがあればと、いつも思う。
瞬時に良いヒール角度に変えられる。
こちらは急に水は抜けるがまた入れるとなると、燃料は使うは時間がかかるはで、大変だ。
めざましテレビの生中継が何とかつながった。
128kではつながらず、64kでぎりぎりにつなげた感じだ。
ここは緯度が低く、昨日のようにヒールしていては衛星を捉えにくい。
でも、生中継できてよかった。
マイクも調子が悪く、別の者に切り替えた。
ただ生中継でも大変だ。
しかし、たいぶ洋上生中継のノウハウがたまった。
これは結構機械に詳しくないと応用が利かない仕事だが、このノウハウをためて、
また別の人に役立ててくれればうれしい限りだ。
今のところ生中継は全部できているので、これからもがんばりたい。
海の色もグリーンからいつもの蒼に変わってきた。
ホーン岬からフォークランドまで、この辺の海は緑色をしているのが特徴だ。
今、外は真っ白。
霧に覆われています。
康次郎
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