LT11:00 UTC15:00 日本時間:2月23日 00:00
緯度:29-28,3S 経度:42-28,6W
天候:BC 風:北北東8kt 気圧:1021hp 気温:31℃ コース:310度 艇速:6,5kt
昨夜から風が無くなり、10kt以下になった。
風は僕の行きたい方向の真正面。
タックをしてもそのアングルが110度を越える。
潮の影響もあるのだろう。
右へ左へ、ちっとも行きたい方向に進まない。
大きくジグザグで進んでいるので、いつもの半分の効率だ。
つまり2倍走らないと目的地へいけない。
おまけに、この風で艇速はまったくのびない。
岸へ近づきたくないが、沖へ出ると風が無いし、難しいところだ。
踏んだりけったりである。
リオデジャネイロを越えるまで苦労するだろう。
気温も30℃を越えてきた。
発電すると、船内は灼熱地獄。
ベルナールは赤道を越え北半球に入った。
おめでとう。
ベルナールの走りには脱帽である。
言うことがない。
こちらは、進めなくてもイライラしてはいられない。
先ほどソレントの下に破けた所があったので、
パッチをあて、糸ではがれないようにステッチした。
手際よく作業ができた。
作業にはとても良い条件だった。
どんなときにも、やらなければいけないことがあるようだ。
その一瞬に善処しなければならない。
マストトップのNKEウインデックス、バーティカルの風力計が動かなくなった。
3つの小さなおわんが回り、風の強さを測るのだが、そのお椀が動かない。
塩で固まったかな?
今はポートのウインデックスを使っている。
3つのうち満足なのはこれだけだ。
何とかノーフォークまで、持ちこたえてくれよ!
夜には冒険授業の予定あり。
こちらは真夜中だが、日本はちょうどお昼に当たる。
回線が無事につながればいいと願う。
康次郎



写真:白石康次郎(撮影:CANON EOS KISS デジタルX)