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単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
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LT12:00 UTC16:00 日本時間:2月25日 01:00
緯度:24-42,7S 経度:41-01,7W
天候:BC 風:北北東12kt 気圧:1016hp 気温:31℃ コース:57度 艇速:6,2kt
相変わらず、向かい風、パンチング、灼熱地獄。
この三重苦以外に書くことがない。
リーダーボードを見ると、ベルナールの走りや天候がうらやましくなってしまう。
悔しくもあり、情けなくもあり。
これが一番いけないことである。
心を乱さず、自分の与えられた風に全力を注がなければならない。
その点、ユーコーはよく走ってくれている。
この3DLのメインセールとソレントも世界を半周以上しているのに、とても綺麗である。
昨夜、月明かりに照らされ、綺麗にカーブしている様はとても美しかった。
これで発電の時間さえ来なければと思う。
ユーコーは小型の発電機を持っておらず、メインエンジンに大きなオルタネーター(発電するもの)が付いている。
つまり、でっかいエンジンを回さなければならない。
そのエンジンの上がチャートテーブルだ。
赤道近い熱いところで、こたつの上に座って作業するよなものだ。
外は容赦なく波がかかってくる。
逃げ場所がない。
デッキ作業していても、波をかぶるのでカッパを着なければならない。
一仕事終えるともう汗だくで有る。
でも、シャワーを浴びられるものではない。
ウエットティッシュで身体を拭くだけで精一杯だ。
我慢大会にはもってこいのところだ。
揺れが激しいため、まともに食事ができない。
水もふんだんにあるわけではない。
ただでさえ、予定航海時間をかなりオーバーしている。
水も貴重だ。
ともかく、この難関を乗り切らねば。
あと数日の我慢である。
頼むぞユーコー!
康次郎
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