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白石康次郎 spirit of yukoh ブログ
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白石康次郎 spirit of yukoh ブログ
spirit of yukoh
単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
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2006年 12月 03日 ( 2 )
康次郎の世界一周 Ship's Log 12-03
LT12:25(1時間時間調整)  UTC06:25

42-55,74S  92-38,37E BC WSW 30kt 1017hp 17℃ 80度 艇速13kt

もうズタボロです!
昼間に、風速が25ノットを下回ってきたので、メインを1Pに揚げる。
しばらくおとなしく走っていたのだが、
そこに突然、大きな波が来る。
船は大きく傾きブローチング。
デッキに出てみると、見るも無残。

・ジェノアセールの下半分が裂けている。
康次郎の世界一周 Ship\'s Log 12-03_d0073005_1652910.jpg

・ステイスルカバーが、もうボロボロ。
康次郎の世界一周 Ship\'s Log 12-03_d0073005_16534050.jpg

・左舷一番前のスタンションが折れ曲がっている。
・同じく左舷前から3番目のスタンションが外向きに90度曲がってしまった。
康次郎の世界一周 Ship\'s Log 12-03_d0073005_1653716.jpg

一発のはぐれ波でこれだけの被害が出た。

んー。
自然は油断してはダメですね。
実に厳しい。

ジェノアは慎重に巻きつけ、すべて回収した。
ステイスルも縛り付ける。
スタンションは変にいじくらないほうがいいだろう。
一番前のスタンションの足が、外に飛び出ている。
セールを引っ掛けないように注意が必要だ。

それから、半べそ状態で破れたジェノアを回収し、セールロッカーに片付ける。
これも結構大変で、他のセールをどかし、前に破いたC6の上に乗せる。
なんだかセールに「白石さんまたですか」と、言われている感じがした。

これで強風に張る追い風用のセールが無くなった。
残りはソレントだけだ。
これではあまり角度を落とせないし、セール面積も小さい。
走りにかなり影響が出るだろう。

エンジン関係も少し問題が出た。
オリジナルのオルタネーターと大きなオルタネーターやウォーターバラスト用のプーリーが、
また少し接触した感じだ。
金属音が出たので、少しスタンションを閉めて、隙間を空けた。
ベルトのスリップ音も少し出ているようだ。
何しろこのエンジンのシステムはベルトが多い。
6本のベルトを使っている。
その粉塵が、この部屋を結構汚している。
コンピューターもファンも黒い粉がかかっている。
健康には良くない。

あと少しというときに残念である。
これでフリーマントルでの仕事が増え、お金も思ったよりかかるだろう。
大変なことである。
いよいよこのレースのポイントがフリーマントルの修理しだいだ。
あらゆる問題を乗り越えねばならない。
ショアクルーの皆さん、がんばりましょう!

こういう時にこそ、私の奥儀を出す。

奥儀!「前向き」である。

・ジェノアが次の最長レグの前に破れてよかった。
 弱っていることがわかったし、次のレグに向けて強化できるのだ。
・30ノット近い風の中で安全にセールが回収できたことはラッキーである。
・海域も暖かくなってきて、手がかじかまないですんだ。
・これで、中古のセールがやはりダメであることが分かった。ステイスルを新しくする決心が付いた。
・お金をかけてもメインセールとソレントを新調して良かった。
・最後まで油断できないとを肝に命ずる。
・他の船の事を考えれば、まだまだ被害は少ないほうである。
・それに何より、空は高く蒼いのである。

どうだ、これが私の奥儀である。

 何時だったか、僕は鎌倉の八幡宮で3回連続「凶」を引いたことがある。
そのときに「望むところだ、いつか必ず吉を引いてみせる」と、つぶやいていたら女房が、
「あなたどこまでポジティブ シンキングなの」と、言われた。


康次郎
by kojiro_shiraishi | 2006-12-03 16:54 | Comments(10)
康次郎の世界一周 Ship's Log 12-2
LT13:00 UTC08:00

43-10.23S 85-21,48E BC W 26kt 1006hp 17℃  58度 12kt


昨夜は吹きました。

50ノットオーバーの風が結構吹いた。
予想では35kt。
だいたい予想のプラス10ノットが標準だが、それ以上に吹いた。
メインを3pまで下げ、ステイスルとがんばった。
何とかユーコーは耐えてくれた。
2pでも走る走る。

艇速20ノットオーバーで走るのだが、デッキは常に水びたし。

デッキに出ていると、デッキに流れてくる波で身体が持っていかれる。
しかし、今はそんな飛ばしている状況に無いので、3pで走る。
50ノット近い風速でメインを下げてリーフするのは大変だ。
セールがマストに張り付いてなかなか降りてこない。
リーフロープと船のサーフフィングしたときの一瞬の緩みを利用して下げる。
なかなか大変である。

右舷船尾のスタンションが曲がってしまった。

これはメインシートが波で揺るみ、スタンションに引っかかったため。
少し上のほうに持ち上げられた感じ。
しかし、デッキに損傷は無く、走りに影響は無い。

今日午後、何日ぶりかのジャイブ。

その時に恐ろしいことが起きた。

波のタイミングを見計らって、ソフトジャイブに成功した。が、バックステーがおかしい。
いつもより早くテンションがかかった。
チェックしてみると、バックステーが一番上のスプレッダーに引っかかっている。
幸い風が緩んだ瞬間だったので、ウインチからシートをはずし、スプレッダーに引っかかったステーをはずしにかかる。

これが風の影響でなかなか外れない。

その間、バックステー無しで走っている。
ここで大きな力がマストにかかれば、あっという間にマストが折れてしまう。
祈りながらバックステーをスプレッダーからはずし、マストにテンションをかけた。
本当に危なかった。
危うくデスマスト(マストが折れること)しかけた。
本来であれば、バックステーがスプレッダーに絡まないように、バンジーコードが付いているなだが、とっくの昔に切れている。

何が起こるかまだまだわからない。
これからも最新の注意が必要だと、実感した。

康次郎

撮影:白石康次郎(使用カメラ:キヤノンEOS KissデジタルX)
康次郎の世界一周 Ship\'s Log 12-2_d0073005_11541665.jpg

by kojiro_shiraishi | 2006-12-03 11:57 | Comments(0)


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